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知念城跡で考える「グスクって何だろう」
先日、東御廻りの拝所の一つ、「知念グスク(写真上)」に行ってきた中嶋です。
沖縄歴2年目の僕にとって謎の一つがこの「グスク」という存在です。
グスクは漢字で書くと城。熊本生まれの僕は「城」と聞くと、
真っ先に熊本城の天守閣を思い出してしまいます。
熊本城はきちんと整地された台地にどっしりと立っています。
武者返し、と呼ばれる反り返った石垣や、天守閣の周りを囲む堀など、
人の手で作られた壮大な建築物=城が、僕の中での定説となっています。
一方、沖縄の城(グスク)は、そういった城とはちょっと違うようです。
最近の調べ物の主流、ウィキペディアで調べると、こちら。
南城市にあるグスクを見ると、いずれも自然の地形・土地を
そのままぐるっと石垣で囲んだ、という印象があります。
石垣の中には信仰の対象となる「御嶽(うたき)」があったりもします。

上の写真は、知念グスクの石垣の内側。
例えば、熊本城においては、このような自然そのままの場所は見られず、
きちんと整地されているところがほとんどです。
もちろん、写真の場所は長い時間の中で、整地されたものが崩れた可能性もありますが、
それでもこの風景から逆算して想像しても、自然のままに近かったと思います。
自然のそのままの姿を信仰の対象とする沖縄。
信仰の対象となる偶像や祈りの場としての建築物を準備する沖縄以外。
どっちが正解とかはないと思うのですが、
こういった文化の違いを肌で感じられるスポットが、南城市の各地に点在しています。
目の前に「これ」という建物・見るものがないと、何となく不安というか、
いつもと違うな、と思ってしまうのですが、逆になにもないぶんだけ、
いろんな想像が膨らんで、それはそれで実に面白い経験だと思います。
ちょっと格好よく言うと、祈りの場を通じて、自分自身の精神に向き合う。
そして向き合った自分の内側でもって、自分自身を癒していく、
そんな体験が南城市でできるんだと思っています。
......。そんなことを考えるものの、「グスクとは何か」の答えはいっこうに出ないわけで。。。
2月10日(水)




